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2023年11月の記事一覧

「深化」を目指して

 生徒に一人一台の端末配備を受け、子どもたちに各教科で資質・能力を付けるために、ICTを活用した授業改革が定着してきています。

 これからは「深化」です。現状からICTの活用をどう深めていったら良いのかを追求していく段階です。先日、中央小学校の授業を参観してきました。「ロイロノート」(「思考力」「プレゼン力」などを育てる授業支援アイテム)を活用した授業を展開していました。子どもたちの考え深める時間と活動する時間が授業の中で多く見られました。子どもたちの意欲的な姿を参観することができ、中学校の先生方も学ぶところがたくさんあったと実感しています。

 ただちに、校内推進チームの研修係がロイロノートの校内研修を12月中の実施に向けて動きました。冬休みにこれを使用して行う授業指導案を各教科担任がつくり、冬休み明けの授業で実践し、検証・交流する流れをマネジメントしてくれています。そのあとの「次の一手(計画・実践)」も肝ですね!

 子どもたちに力が付くためにどう授業を進めていくのが良いか・・・。ICTを活用する場面、またペンを走らせノートに書く場面、「考える時間」を必ずつくり、デジタルとアナログの併用した授業を大切にしながら、これからも授業改革を進めていきます。

 来る12月9日(土)参観日のアナウンスをしております。懇談会も必ず参加していただきたいです!お待ちしております!

【3年数学科 電子黒板と端末(CP)を連動させての授業】

これからも前進!

 本日前期生徒会役員の皆さんに集まってもらいました。任期終了ということで、私から「感謝状」と「前進のタスキ!?」をプレゼントしました。

 生徒会役員には、「任命証」は手渡され激励されますが、任期を終えてそのまま解散というケースが多いのです。これまでの実績はもちろん、頼まれたことを苦にせず取り組んでくれたり、時間をかけて全校生徒のために頑張ってくれた功績をたたえたい!そんな気持ちを込めて校長になってから「感謝状」の贈呈を個人的に続けています。

 取り組んだことに意味がある!手を挙げて頑張ったことに意味がある!これからも前進あるのみ!と感謝状に記しました。また「前進のタスキ」を一人ずつにかけ一年間の労をねぎらいました。生徒会役員の皆さん、本当にお疲れ様でした。これからも前進!そして飛躍を!

 

『挑戦』

 『挑戦』 私が教頭時代お世話になった加賀(校長)先生がいつも覚悟を決め、愛用していた言葉です。

 昨日、久しぶりに稚内に来たので、元同僚や加賀先生を慕う数人が集まりました。退職されてもう4年になりますが、現在も千歳の小学校で「スーパー爺(今でもバック宙をやってみせるので)」と呼ばれながら学習指導員を行っています。

 昔話に花が咲き、とても楽しい会となりました。最後には、加賀先生から一人ひとりに自作のシールをプレゼントしてくれたのです。各々違う言葉でした。私のは「子どもは自分を磨く宝物!」

 いつも子どもを真ん中においた確かな経営ビジョンと大胆に鋭く迫る学校経営の在り方を私は加賀先生から学びました。今の私があるのも加賀先生のおかげです。そしてその思いを受け継いで学校経営を行っています。

 スーパージジイは、本日礼文町PTA連合会研究大会の講師として島に渡ります。また会いたいです!お元気で!

【実は加賀先生、稚内中央小・稚内中学校のOBです!】

【自作のシールからメッセージ!】

 

無銭医療!?

 年休を取得しインフルエンザの予防接種を受け、「よし!これでOK!」と、どや顔で帰校しました。「予約制だから15分で終わったよ!」と職員室で声高らかに。(笑)その時、ケータイに着信が・・・。

 「森河さんですか?名前をお呼びしましたがもういらっしゃらなかったので・・・。」

「はっ!あっ!お金払うの忘れて帰ってきちゃいました!すみません!今すぐ戻ります!」

「森河さん大丈夫ですか?3,500円です。それではお願いしますね。(電話の向こうで失笑)」

「教頭先生!まだ年休の時間内だよね!行ってくるから!」

 コロナのワクチン接種は無料でしたが、インフルエンザの予防接種はお金がかかるのを忘れていました。おかげで職員室では大爆笑!無銭飲食ならぬ無銭医療にならなくてすみました!接種事前調査には職業欄がなかったので、稚中の校長だとはわからないと思いますが。あ~恥ずかしい!

 生徒の皆さん、そして保護者・地域の皆さん『つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの。』(相田みつを氏)

【3年生音楽科:鑑賞】

 

乱れず・・・

 本日は全学年学力テストです。雨は午前中に止み、校舎内の「雨漏り」対応もあと少しです。校舎内の環境整備に努めていただいた校務補の岡さん、稻場さん、そして環境整備員の野澤さん、ありがとうございます!

 昨日、退勤時に臨時の靴置き場横を通りました。写真のとおり、靴がきちんとそろえて置いてあったんです。私は「やるな・・・」と心の中で思いました。

 「履き物をそろえると、心もそろう。心がそろうと、履き物もそろう。ぬぐときにそろえておくと、履くときに心がみだれない。だれかがみだしておいたら、だまってそろえておいてあげよう。そうすればきっと、世界中の人の心も、そろうでしょう。(永平寺 道元禅師)」

 「世界中」をまずは「稚中生」に置き換えて読んでもらえるとうれしいですね!

 乱れず・・・。「磨けよ拓け心の窓を!世紀のわれら 伸びゆくわれら!」(校歌より)

これほどとは・・・

 稚内市が朝のニュースで取り上げられていますが、昨日からの大雨で学校がすごいことになっています!生徒玄関から山側の校舎全域、そして1年生教室も含め、3階の廊下、2階のCP室、給食パントリーなど「雨漏り」が今もなお続いている状況です!また市教委に一報入れ、すぐに状況を見にきてもらっています。教室の確保、トイレの使用可能状況、給食提供可能状況を確認し、また安全に教育活動ができると判断し、本日は平常運行で進めます。

 明日も移動した教室を使用するなど、対応を継続する予定です。生徒たちには、不便をかけることになります。しかし、この状況でも強く生きること、負けない底力をもってもらいたいと私は思います。

 引き続き学校営繕に関しては強く要望を行っていきます。

学校ができないこと

 先般、北地区の児童生徒、そしてその保護者の皆様を対象に「制服アンケート」を取らせていただきました。結果、制服が必要と回答された保護者の皆様が大半を占め、また様々なご意見をいただく機会となりました。改めてご協力に深く感謝申し上げます。今後はアンケートを参考にさせていただき、制服変更の準備を進めさせていただきます。

 さて、アンケート(9月実施)の中には、こんなご意見もありました。

「現在の稚内中学校は制服登校が基本であり、部活動終わりの下校時はジャージ下校が可能な様ですが、それ以外にもジャージで登下校している子や、夏服は女子も含めポロシャツも可能となりましたが今もなおTシャツ(セーラーを脱ぐ)で登下校する子を見ます。バラバラな服装は非常にだらしなく感じます。特に女子のTシャツとスカート登下校の子に関してはポロシャツがあるのに…と憤りを感じます。保護者を含め今一度意識を持ってもらいたいなと感じます・・・。」

 私も同意見です。我々教職員は登校時、玄関であいさつを交わしていますが、認められていない服装で登校した時は必ず指導を行います。しかし自宅から子どもたちを登校させる時には、我々教職員はチェックできません。学校の玄関を入ってきた時は、もうすでに「後手」なのです。

 学校でできないこと、逆に言うとご家庭で頑張ってもらうことが多くあります。学校経営重点3では「地域とのつながり」を私は掲げています。学校・家庭・地域と協働で子どもたちを育むことがいつの時代でも大切です。これからもタッグを組んで!

【2年生社会科 1年生音楽科】