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真の力とは・・・

 昨年度、本校では定期テストを廃止しました。様々な意見が保護者から寄せられたほか、学校でも検討を重ね今年度定期テストが復活しています。実は、私は「定期テスト廃止論者」なのです。

 理由は明確です。中学校を卒業するまでに学習指導要領で身に付けなくてはならない力(資質・能力)をしっかりと付けて卒業させることが学校の役目です。定期テストに向けて短期集中して学習した力と、日々継続して付けた(生徒は単元等で、教師は見取りで)力とでは、後者が本質と確信しています。

 それともう一つ「数値」です。定着しているかしていないかは、年数回実施する学力テストでわかります。また、北海道教育委員会や宗谷教育局から配信されている「チャレンジテスト」や「Sサポート」などで個々の定着度も把握できるようになっています。

 「勉強しない」は、学校だけ・家庭だけの問題ではないのです。これからは、学校・家庭・地域で協働し、学びに向かう姿勢がどうあるべきかを追求していくことが大切だと思っています。

 学校は、短い期間での「数値(定着度)」の分析と「授業改革」の取組を粛々と進めてまいります。そして子どもたちに真の力を身に付けさせるために、今後も模索していきます。